PROJECT 03 / 女性活躍プロジェクト

女性が輝く会社を実現したい!
二人三脚で歩んだ「あいち女性
輝きカンパニー」への道

株式会社KENは今でこそ、女性社員の満足度の高い会社になりつつありますが、そのスタートとここまでの道のりには、さまざまな出来事がありました。代表取締役の櫻井と、当時唯一の女性社員だった須崎が取り組んだ、「あいち女性輝きカンパニー」認証にいたるまでのストーリーをご紹介します。

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建築工事部
リノベーションリーダー

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入社14年目。事務職として入社後、リノ
ベーションチームへ。「頼れるアネゴ」「社長の右腕」として社員からの信頼も厚く、面倒見がいいことで知られている。1児の母として家庭と仕事を両立することを大切にしている。料理上手。

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代表取締役

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株式会社KENの代表取締役。令和元年に先代から会社を引き継ぐ。パワフルでアク
ティブな性格で、社外の交流会にも積極的に参加。常に外部にアンテナを張り、情報をキャッチしている。情に厚く思いやりがあり、涙もろい一面も。

Q1 お二人の関係性や、お互いの印象をお聞かせください。

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お互いになんでも相談しあえる相手!
知人の紹介で参加したセミナーを機にプロジェクト始動

須崎:私が14年前に入社したとき、まだ社長は現場でバリバリ働いていて。「めちゃくちゃカッコいいな!」と思っていました。代表取締役になってからは、よく外部の集まりに出席したり、新しいことに前向きに取り組んだりする姿勢が、仕事人としてすごく尊敬できると思っています。

櫻井:えー、なんか、恥ずかしいね(笑)。私からしたら須崎さんは、入社時から「若くてすごくやる気のある子が入ってきたなあ」と思っていて。お子さんも小さかったのに、仕事をすごく頑張ってくれたよね。今でも頑張り屋さんで、とても尊敬しています。あと、料理上手なところもすごい!会社でバーベキューをしたときもすごく段取りがよくて、手際がいいなと思いました。

須崎:改めて聞くと恥ずかしいですね(笑)。私からしたら社長はよき相談相手でもあると思っていて、わからないことや悩んでいることはすぐに相談しています。

櫻井:それは私も同じだよ。だから、6年くらい前に、知り合いに誘われて参加したセミナーで「あいち女性輝きカンパニー」のことを知った時も、まず須崎さんに相談しようと思ったもん。当時は女性が須崎さんしかいなく、このプロジェクトにうってつけの、貴重な人材でしたしね。

須崎:お話をいただいたときは、まず「会社のためにそこまで考えてくれているなんて」と嬉しく思いました。社長には、周りを巻き込むエネルギーがあるんですよね。だから私も、どうなるかわからないけどまずは一緒にやってみよう、会社のためになにかやってみようと思いました。

Q2 プロジェクトはどのように進めていったのですか?

書類作成に四苦八苦しながらも会社の小さな不便を1つずつ解決

櫻井:「あいち女性輝きカンパニー」の認証を受けるためには、専用の書類に記載してある要項のうちのいくつかを満たしていないといけないんです。なので、その要項に1つずつ取り組んでいくかたちで進めていきました。その中の1つから生まれたのが「PHD」です。

須崎:「PHD」とは「プレミアム・ハッピー・デー」の略で、どの日でも好きなときに月1回半休が取れるというものです。申請は当日でもいいし、理由もなんでも大丈夫です。もちろん男性でも使えます!私自身も子どもがいるからわかるのですが、「子どもが理由で仕事を休む」って、なんとなく言いづらいんですよね。その思いとPHDのアイデアを社長に提案してみたところ「すごくいいね!」と言っていただけて。

櫻井:今では男性も女性も気軽に使ってくれているよね。予定表のところに「PHD」と書いて終わりなので、事前に面倒な申請も要りませんし。
他にも、書類にはいろいろな項目があったので、それができているかを1つずつ見直していったり、できていない部分は実践したりしていきました。「女性に配慮したオフィスのレイアウトになっているか」や「女性専用のパウダールームがあるか」など、本当にたくさんの項目があって、目を通すのだけでも大変だったのですが、改めて考えてみると会社の不便な点が少しずつ見えてきたんですよね。意外とできていない部分もあったね、とか。

須崎:それで言うと、作業服もリニューアルしましたよね!以前のユニフォームは、よくある感じの作業服だったのですが、みんなでデザインを考えてスタイリッシュでカッコいいものにしました。背中にロゴが入っていて、みんなすごく気に入っているんですよ。

櫻井:また、以前は1階が事務所で2階は手付かずのままだったのですが、せっかくだったら自分たちだけでなくお客様にとっても居心地のいい会社にしようということで、会社もリノベーションしたんです。このプロジェクトをきっかけに会社全体もよくなりつつあるように思います。

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Q3 このプロジェクト全体を通じて学んだことや感じたことはなんですか?

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女性の採用も増え、働きがいのある会社に
風通しをよくしてさらに改善を

須崎:こうした取り組みのおかげか、女性からの採用のお問合せがすごく増えたのはうれしいです。
また、もしこのプロジェクトがなくても「こうしたらいいんじゃない?」というアイデアはもしかしたら出てきたかもしれません。でも、実行には移せていなかったと思います。そういう意味ではすごくいい機会になったと思います。

櫻井:会社の中を変えるための取り組みではありましたが、結果的に会社の外に向けてもいい発信ができているんだなと感じました。新しく入ってきてくださる方にも働きがいを感じてもらえたらいいですね。

須崎:KENの中での女性の立ち位置も少し変わったかもしれないですよね。「この人たちに任せれば大丈夫」と思ってもらえたら嬉しいです。

櫻井:女性だって、頼られたいし任されたいんだよね。そのためには「こういうことやってみたいんだけど」「こんな不便があるんだけど」と気軽に言ってもらえるような関係性を築いていけたらいいなと思っています。
本当に、須崎さんを始め、社員のみんなにはいつも助けてもらっていると思っていて。男性も女性も働きやすい、風通しのいい会社にしていけるように頑張りたいです。そう思うと、このプロジェクトもまだまだ道半ばですね!これからもどんどん会社をよりよくしていきたいです。